病原:Pseudomonas marginalis pv. marginalis (Brown 1918) Stevens 1925
病徴:普通は外観的に症状を示さないが,ときに葉柄基部に黒褐色の条えそを生じたり,生育後期に茎から束生葉が出ることがある。
根端を切断すると,黒色小斑点が根の中心から形成層輪内にわたって放射状に散在しており,病勢がすすむと形成層輪内の黒点が根頭部まで及ぶ。黒点は導管胞壁の黒変による。
伝染:病原菌は腐生性の強い細菌であり,植物体の表面に生息している。根の発病は根端部から生ずるが,伝染の様相は明かでない。