病原:Erysiphe cichoracearum de Candolle
病原:Leveillula taurica (Leveille) Arnaud
病徴:主に葉に発生するが,多発時には葉柄,果梗,へたなどにも発生する。
葉の表面にうどん粉をふりかけたように白いかびを密生し,被害部の組織は黄化する。
激しく発生した時は下葉から枯れ上がる。
Leveillula taurica菌によるうどんこ病では,葉裏にわずかに白いかびを生じ,葉の表面は黄化する。
伝染:本病菌は活物寄生菌で,乾燥条件下でよく発生し,発芽適温は20〜25度である。露地栽培では実害は少なく,施設栽培では3〜6月および10〜11月に多発して問題となる。
防除:農薬はトップジンM水和剤,ベンレート水和剤などが有効。多発が予想される場合にはプルスフォッグ機を用いてモレスタン水和剤を散布すると効果が高い。
参考:
日本植物病名データベース
うどんこ病:葉,葉柄等に白色粉状の菌糸及び胞子(分生子)を密生する。