ナス 苗立枯病 (Damping-off)

病原: Rhizoctonia solani Kuhn

病徴:茎の地際部が侵される。 子葉の出る頃に発生すると黒色になりすぐに枯死する。本葉2〜3枚の頃では,昼間しおれ,夜には回復するが,最後には地際部から折れて枯死する。地際部は暗褐色となり細くくびれているが,多湿条件ではやや膨張し,表面に白色のかびを生じる。

伝染:病原菌は土壌伝染する。発病は地温15〜21度,多湿条件で多発する。軟弱徒長苗,重粘な床土,酸性土壌は発病を助長する。

防除:床土は健全土壌を用いるか,クロルピクリン剤,臭化メチル剤によるくん蒸か蒸気消毒を実施する。オーソサイド水和剤による乾燥種子粉衣は発病軽減効果がある。潅水,換気に注意し,発病株は抜き取り処分し,オーソサイド水和剤を潅注する。

参考: ナス 苗立枯病 - 日本植物病名データベース

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