ハクサイ 白斑病
病原： Cercosporella brassicae (Fautrey et Roumeguere) Hoehnel
病徴：葉に，周辺が緑灰色をした大型で灰白色の病斑を形成する。末期には葉全体が黄変して枯れる。
伝染：本病菌は被害残渣とともに土壌表面に生存し，第１次伝染源となる。晩秋から初秋にかけて多雨年に多発する。酸性土壌，早まき，連作，窒素肥料欠乏は発病を助長する。開城白菜，芝罘白菜は耐病性が強く，野崎白菜，包頭連，長崎白菜は弱い。
防除：耐病性の品種を使用する。連作を避け，肥料切れに注意し，酸性土壌の場合は矯正をする。収穫後は被害残渣処理し，圃場衛生管理につとめる。薬剤はオーソサイド水和剤，ジネブ剤，トップジンＭ水和剤，ダコニール水和剤が有効。
白斑病（葉）：葉に灰白色の円形の斑点を生じる。