病原:Aphanomyces raphani Kendrick
病徴:幼苗では地際部が水浸状になりくびれ,倒伏する。生育したものでは結球が不十分になる。
伝染:本病菌は土壌伝染する。連作すると多発し,新開こん地でも本病菌が侵入すると3〜4年の連作で発生するようになる。土壌湿度が高いと多発する。また,本病菌は雨水の流れに沿って伝染する。
防除:発生地帯では,アブラナ科作物の連作を避ける。多湿条件下で多発するので,高うね栽培など排水につとめる。また健全苗の育苗と移植栽培は本病の発病軽減に有効である。育苗床の土壌消毒にはメチルブロマイドの効果が高い。収穫後は被害残渣の処理を徹底する。
参考:
日本植物病名データベース
根くびれ病(根):地際部が水浸状になってくびれる。