病原:Phytophthora porri Foister
病徴:葉,葉鞘を侵し,緑色で油浸状の不明瞭な病斑を生じ,後に白色に変わる。
伝染:本病菌は卵胞子や厚膜胞子で土壌中で生存して伝染源となる。前年秋の感染株病斑部に形成された遊走子のうからでた遊走子が2次伝染源となる。本病は1〜2月が暖かく4月が冷涼な年や1〜4月に豪雨による浸冠水を受けると多発する。
防除:苗床には多発地を避け,また,クロルピクリンなどによる土壌消毒を行う。本圃は低湿地を避け薬剤防除は多発圃場を避ける。銅水和剤やダイホルタン水和剤(未登録)を2〜4月に散布するのが有効とされる。