タマネギ 炭そ病

病原:Colletotrichum circinans (Berkeley) Voglino
病原:Physalospora sp.
病徴:Colletotrichum circinans: りん茎に発生する。はじめ外側のりん茎または頸部の下部に暗緑色〜黒色の不正円形の病斑を生じ,まれに輪紋状となる。若いりん片では黄色のくぼんだ小斑点を生ずる。 Physalospora sp.: 採種用のタマネギの花茎,花柄および小花に発生する。花茎では花序の直下から約10cmまでの部分が侵され,花柄および小花では全体が侵される。 花茎では,はじめ灰緑色で紡錘形の斑点を生じ,やがて黄色〜灰褐色に変わり,健全部との境界は明瞭で,ややへこんだ病斑を生ずるが,花柄,小花では境界が不明瞭である。病斑部には,黒褐色の小粒点を多数生じ,病勢がすすむと花柄の脱落が著しい。

参考: タマネギ 炭疽病 - 日本植物病名データベース