病原:Peronospora destructor (Berkeley) Caspary
病徴:葉が黄白色に退色して不明瞭な病斑を形成し,灰白色のかびを生じる。
伝染:本病菌は被害残渣で卵胞子や菌糸の形で生存し,伝染源となる。前年〜秋季の罹病株が翌春圃場にもちこまれ,4,5月ごろ15〜20度位の平均気温で降雨が続くと多発する。土壌中の被害残渣が伝染源になるので連作圃場では多発する。
防除:薬剤防除は予防的に散布し,とくに4,5月頃の平均気温が20度位の時期に降雨がある場合は,発病が少ないうちに薬剤防除を徹底する。ジネブ水和剤,ジマンダイセン各液を散布する。また,被害株は早目に除去し,健全苗を移植する。
参考:
日本植物病名データベース