病原糸状菌 性状詳細

キュウリ紫紋羽病 Violet root rot
病原糸状菌 : Helicobasidium mompa Tanaka
菌糸は,かすがい連結をもたず,紫褐色,厚膜,網状に発達し,フェルト様の菌糸層を形成する。
糸状〜針金状の菌糸束および紫紅色,不整球形,大きさ1〜1.5X1ミリメートルの菌糸塊(菌核)が,宿主根の外表に生じる。
子実層は白紫色〜白桃色,不定形,地際部に形成され,担子器を生じる。
担子器は無色,横隔壁の4細胞,円柱形ないし棍棒状で,わん曲,各室から1個の小柄を生じ,その上に担子胞子を着生する。
担子胞子は無色,単胞,倒卵形で先端円形,基部はやや細い,大きさは16〜19X6〜6.5マイクロメートルである。菌叢は紫褐色〜褐色。生育適温は22〜27度である。極めて多犯性で,50科119種にのぼる多くの植物を侵す。
分類: 担子菌 Basidiomycotina
形成: 胞子は担子器上に形成
: 無色透明又は淡色
形態: 球,楕円,紡錘,繭,卵,洋梨,俵,短円筒
室数: 単細胞
様式: (不明)
器官: (不明)
構造: 有隔壁菌糸

この病原による他の病害
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