イネグラッシースタント病 Rice grassy stunt |
病原ウイルス : Rice grassy stunt virus |
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イネグラッシースタントウイルス(Rice grassy stunt virus,RGSV)はTenuivirusグループに属し,東南アジア諸国,台湾,中国,日本に分布する。 ウイルス粒子は長さ200〜2400nm,幅8nmの環状となったひも状である。 ウイルス粒子は篩部細胞の細胞質中に散在または集塊となっている。 虫体内の脂肪体,気管にも集塊として存在する。 宿主範囲は狭く,イネのほかはすべて野生のイネと5種のイネ科の植物に限られる。 本ウイルスは虫媒伝染で,汁液・種子・土壌によっては伝染しない。媒介昆虫はトビイロウンカほか2種で,永続的に媒介される。ウイルスの系統としてはrice wilted virusが台湾および東南アジアから報告されている。 |
分類 | : テニュイウイルス Tenuivirus |
核酸種類 | : RNA |
核酸鎖性 | : 1本鎖 |
核酸文節数 | : 4 |
蛋白種類数 | : 1 |
粒子形態 | : ひも状 |
媒介者 | : ウンカ |
伝搬様式 | : 永続伝搬−増殖型 |
汁液伝染 | : なし |
種子伝染 | : なし |
土壌伝染 | : なし |
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