病原ウイルス 性状詳細

オオムギ縞萎縮病 Barley yellow mosaic
病原ウイルス : Barley mild mosaic virus
オオムギマイルドモザイクウイルス(Barley mild mosaic virus,BaMMV)はPotyvirus(Fungal-borne)グループに属し,日本とヨーロッパの中西部の諸国で発生している。
BaMMVはかつてオオムギ縞萎縮ウイルス(Barley yellow mosaic virus,BaYMV)の1系統として扱われていたが,BaMMVとBaYMVとの間で血清学的な関係が認められないことから別種ウイルスとして扱われるようになった。
宿主範囲はオオムギに限られる。オオムギ品種に対する病原性の異なる系統および血清型の異なる系統が報告されている。
分類: ポティウイルス Potyvirus
核酸種類: RNA
核酸鎖性: 1本鎖
核酸文節数: 1
蛋白種類数: 1
粒子形態: ひも状
媒介者: 菌類
伝搬様式: (不明)
汁液伝染: あり
種子伝染: なし
土壌伝染: あり

判別植物接種葉上位葉
ササゲ--
C. quinoa--
N. glutinosa--
P. floridana--
イネ--
インゲンマメ--
オオムギ-M
C. amaranticolor--
コムギ--
ライムギ--
センニチコウ--
ソラマメ--
テンサイ--
トウモロコシ--
メロン--
モロコシ--
キュウリ--


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