病原ウイルス 性状詳細

ダイズモザイク病 Soybean mosaic
病原ウイルス : Soybean mosaic virus
ダイズモザイクウイルス(Soybean mosaic virus,SoyMV)はPotyvirusグループに属し,全世界に発生が認められている。
宿主範囲は狭く,ほぼマメ科植物に限られる。
判別用ダイズ4品種群に対する病原性の差異によってA〜Eの5系統に分けられる。A〜C系統はアブラムシ伝染と種子伝染率が高く,ダイズにモザイクを示す普通系に,DとE系統はアブラムシ伝染と種子伝染率が低く,ダイズに激しい萎縮・頂部えそを生じる重症型に類別される。
分類: ポティウイルス Potyvirus
核酸種類: RNA
核酸鎖性: 1本鎖
核酸文節数: 1
蛋白種類数: 1
粒子形態: ひも状
媒介者: アブラムシ
伝搬様式: 非永続伝搬
汁液伝染: あり
種子伝染: あり
土壌伝染: なし

判別植物接種葉上位葉
ペチュニア--
ダイズ-M
ササゲ--
エンドウ--
インゲンマメL-
C. amaranticolor--


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