病原ウイルス 性状詳細

チシャ・レタス ビッグベイン病 Lettuce big vein
病原ウイルス : Mirafiori lettuce big-vein virus
レタスビッグベインウイルス(Mirafiori lettuce big-vein virus, MLBVV):
レタスビッグベイン病はアメリカ,ヨーロッパ及びニュージーランドでの発生が知られ,土壌菌類(Olpidium brassicae)による土壌伝染だけである。本菌はレタスのほか,
エンドウ,ホウレンソウ,タバコ,ヒャクニチソウ,その他比較的多くの植物に寄生するが,MLBVVの宿主範囲はきわめて狭く,感染植物はレタスとオニノゲシだけが知られている。
すべての病株で320〜360×18nmの棒状粒子が観察されることから,病原性の確認はないものの病原ウイルス(MLBVV)と考えられている。
タバコわい化ウイルスとは寄生性で異なるが,媒介者,粒子形態,ウイルスの組織内存在様式などで類似点が多く,同じグループに属するウイルスと考えられている。
分類: 該当項目なし 該当項目なし
核酸種類: (不明)
核酸鎖性: (不明)
核酸文節数: 0
蛋白種類数: 0
粒子形態: 棒状
媒介者: 菌類
伝搬様式: (不明)
汁液伝染: なし
種子伝染: なし
土壌伝染: あり


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