病原ウイルス 性状詳細

ニンジン黄葉病 Carrot yellow leaf
病原ウイルス : Carrot yellow leaf virus
ニンジン黄葉ウイルス(Carrot yellow leaf virus,CYLV)は1976年に山下らによって記載されたウイルスで,Clostervirusグループに属する。
ニンジンアブラムシによって半永続的に伝搬される。
汁液接種は困難である。宿主範囲は狭く,種子伝染や土壌伝染はしないものと考えられる。ニンジン以外の伝染源は不明である。汁液接種は困難なので,アブラムシによる虫媒接種によって同定する。ウイルス粒子はやや困難であるが,DN法による電顕観察で検出可能である。
分類: クロステロウイルス Closterovirus
核酸種類: RNA
核酸鎖性: 1本鎖
核酸文節数: 1
蛋白種類数: 1
粒子形態: ひも状
媒介者: アブラムシ
伝搬様式: 半永続伝搬−循環型
汁液伝染: あり
種子伝染: なし
土壌伝染: なし


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