作物名
イチゴ
一般名称
チップバーン
学術名称
カルシウム欠乏症
症状
上位葉の葉縁が褐変枯死し、中央部がやや盛り上がったようになる。
発生条件
カルシウムの吸収移行が悪い場合に発生する。カルシウムは作物体内での移行が悪い元素なので、カルシウムが行きわたらなくなって、細胞の壊死を起こす。
施設栽培では、土壌中にカルシウムの量が不足することは少なく、土壌の乾燥や塩基のアンバランスなどによって生じることが多い。
対策
カルシウムの吸収が阻害されるような条件、すなわち、乾燥や塩類集積を避ける。また、日中の温度管理などを適正に行い、生長を極端に早めないようにする。
応急的には0.5%の塩化カルシウム液を葉面散布し、被害の拡大を防ぐ。
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