作物名
水稲
一般名称
塩害
学術名称
症状
葉色が濃くなり、はじめ上位展開葉から吸水阻害による葉の内巻き現象を生じる。葉の内巻きは順次下位葉に及び、症状が進むと下葉から葉の先端部が枯死する。枯れた部分は白く変色し、時間の経過とともに褐色となる。生育は抑制され、甚だしい場合には、収量も大幅に減少する。
発生条件
河口近くの水田で、潅漑水に海水が混入して被害を生じる。潅漑水に河川水を使用している場合には、満潮期に、また、地下水を使用している場合には、渇水期に海水が混入することがある。
対策
海水が混入した水の使用を避ける。灌漑水に海水が混入する可能性がある地域では、常にECメーターなどで使用可能な水であるかどうかチェックする。ECが高い場合には、その水の使用を避け、水源を別に確保する。障害発生後には、もし清水が確保できるならば、多量の清水でほ場に蓄積した塩分を洗い流す。
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