生理障害詳細情報

作物名  トマト  一般名称  乱形果  学術名称

症状
 果実が円形でなく、花おち部が帯状になったり、縦溝が深くなるもの、果頂部が分かれて、2、3個の果実がくっついたようになったものなどがある。障害果は商品価値が大幅に低下し、形の悪いものは売れなくなる。

発生条件
 体内のジベレリン濃度の上昇が乱形果の発生に関与しており、幼果期の窒素過剰や水分過多などで発生が多くなる。
 若苗を定植すると樹勢が旺盛となりやすく、乱形果の発生は増加する。

対策
 樹勢のコントロールがしやすいように、ある程度の大苗(第1花房開花時)を植える。また、多肥や多灌水栽培を避けるとともに、適正な温度管理を行う。各果房の第1花は乱形果となりやすいので、奇形花(鬼花)はホルモン散布時に摘除する。

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