5.1 外来雑草図鑑

 「外来雑草図鑑」システムは、外来雑草に関する情報を収集し容易に情報検索出来るようにしたものである。外来雑草図鑑に関する調査およびコンテンツ作成は、農林水産省 草地試験場 飼料生産利用部 栽培生理研究室にて行った。 また、コンテンツを作成するツールとしては、NECから製品化されているHelp Desk Builderを使った。 Help Desk Builderは、本来、顧客問い合わせに対応する窓口業務の支援を目的とした知識情報検索システムの構成ツールとして開発されたが、強力な情報検索機能を有する汎用の情報検索ツールとしても利用できる。

 この節では、まず(1)で外来雑草図鑑システムの内容について説明する。そして、実際にどのように検索するかを具体的な検索手順を提示しながら外来雑草図鑑システムの使い方について述べる。 続いて、(2)では、Help Desk Builderの検索ツールであるHelp Desk Builder/BTについてその使い方を説明する。 (3)では、Help Desk BuilderのオーサリングツールであるHelp Desk Builder/ATについてその使い方を説明する。 (4)では、Help Desk Builderで使われる用語一覧とその説明を集めている。

 (1) 外来雑草図鑑システム
 この外来雑草図鑑システムは、外来雑草の解説のページと、それぞれの種の特徴を示す目次から構成されている。
解説のページは、その雑草の写真と解説文があり、種子の写真などのデータとリンクするボタンが付いている。
目次は和名、学名、原産国、生息地、花の特徴、葉の特徴、茎の特徴、種子の特徴、果実の特徴、においの10種類である。和名、学名については、すべての種のページと一対一で対応しているが、その他の目次についてはその特徴を持った種のページのみリンクしている。葉の特徴については全部の種を網羅している。
検索はそれぞれの目次の項目から総合的に行うようにできており、専門的な用語についてはその説明文のページをリンクさせた。それぞれの目次の解説を以下に示す。

・和名
外来雑草の和名を50音順に並べてある。

・学名
外来雑草の学名をアルファベット順に並べてある。

・原産国
外来雑草の原産とされる国、あるいは地域に分類(数種をのぞく)。

・生息地
日本国内で生息が確認されている場所や地域に分類。これは生息地がわかっている種についてのみ。

・花の特徴
花の色、花の性や花期など、花に関する特徴について項目毎に該当するページとリンク。

・葉の特徴
葉のつき方に始まり、葉の形、葉の縁の状態によって、完全に分類。

・茎の特徴
茎の高さ、茎を切ったときの中の様子、茎に直接ついている葉の状態の三つの項目からなり、特徴を持った種についてリンク。

・種子の特徴
種子の形、種子の表面の特徴について分類。これもすべての種のページを分類していない。

・果実の特徴
果実の形、色、大きさ、表面の状態の特徴的なものについてリンク。

・におい
においについて特徴を持ったもの、においによって見分けやすいものとリンクしている。

実際の検索の手順について例を示しながら解説する。

(ア) 名前のわかっている植物についてその特徴を知りたいとき。
 ここではアメリカセンダングサという外来雑草を例にあげる。

  1. まず、和名、学名のどちらかわかっている方の目次から目的の植物を選ぶ。和名では、アのボタンをクリックし、またその中のアのボタンをクリックすると、アのつく外来雑草が並ぶので、アメリカセンダングサを選ぶ。学名では、Bidens frondosa L.なので、B のボタンをクリックし、同様に選択する。
  2. そこで、目的の植物のページが開かれるので、そのページの写真やテキスト文からほしい情報を得る。例えば、アメリカセンダングサの種の写真が見たいときには、ページの下の方の種子の写真という緑色の文字をクリックすると、種子の写真のページを見ることができる。
  3. また、アイテム位置検索をし、その植物がどの項目とリンクしているかを調べ、その特徴を知る。例えば、アメリカセンダングサという和名はわかっているけど、その学名を知りたいときには、対応するアイテムの一覧から学名のところを見ると、Bidens frondosa L.であることがわかる。
(イ) 実際の植物が手元にあって、それが何であるかを知りたい場合。
 ここでもアメリカセンダングサを例にとって、説明する。
  1. まず、植物の特徴を手に入った器官についてみていく。もし、葉っぱだけしかないときには、目次の葉の特徴の項目に従ってしぼってみる。
  2. アメリカセンダングサでは、葉は、茎の同じところから出ているので、対生をクリックする。
  3. 一つの葉の枝に三つの小さな葉がついているので、3出複葉をクリックすると、アメリカセンダングサ、アワユキセンダングサ、シロバナセンダングサの三つの外来雑草にしぼられた。
(ウ) (イ)の検索でわかるように、得られる情報が少ないと、検索するのが困難である。そこで、ここでは、複数の情報がある場合に総合検索する例について説明する。同様に例としてアメリカセンダングサをあげる。
  1. まず、アメリカから輸入した飼料の中に混入していた種子が手元にあり、それを育ててみようとしているが、まずその前にある程度しぼられるかどうかを試してみるとする。
  2. 総合検索で、ユーザー定義タイプを図鑑にし、目次のアイテムで絞り込むという欄に、種子に二本の刺があるので特異形状の中の先に刺がある形を選ぶと5件にしぼられる。
  3. また、アメリカの輸入飼料に混ざっていたことから、アイテム組み合わせモードをANDにして原産国のアメリカを設定すると、アメリカセンダングサとアワユキセンダングサにしぼられる。
  4. あとは情報がないので実際に育ててみたあと、花の情報をあわせて、どちらかを決める。
  5. あるいはしぼられた二つの雑草の種子の形からどちらかを決めることもできる。
(注意点)
  1. 各目次の項目は全ページを分類しているわけではないので、総合検索をかける場合には、いろいろな情報を組み合わせて何度か行い、最後にはページで確認する必要がある。
  2. 目次やページの中の専門用語についてはできるだけわかりやすい説明文をリンクしてあるので、それを参考にして検索に活用する。
 (2)  Help Desk Builder/BT
 Help Desk Builder/BT (Browsing Tool)は、Help Desk Builder/ATで作成されたハイパーブック(コンテンツの格納されているファイル)を容易に閲覧する機能を持つツールで、以下のような特徴がある。 次に、Help Desk Builder/BTについての基本的な操作方法について説明する。まず、Help Desk Builder/BTのウィンドウは以下のものから構成される。

次に、サンプルとして添付しているハイパーブック“家庭用電気製品販売店”のハイパーブックを例に、Help Desk Builder/BTを操作する方法を、レッスン方式で説明する。

レッスン1(起動と終了)

このレッスンでは、Help Desk Builder/BTの起動と終了方法、ハイパーブックの開き方について説明する。

内容

Help Desk Builder/BTを起動し、添付のハイパーブックを開いた後、Help Desk Builder/BTを終了する手順を説明する。ハイパーブックは、目次 とページ から構成されている。

操作

  1. Help Desk Builderグループに登録されている[Help Desk Builder/BT]のアイコンをダブルクリックすると、Help Desk Builder/BTが起動される。メニューから[ファイル]−[開く]を選択すると[ファイル選択]ダイアログボックスが表示される。
  2. [ファイル名]のリストボックスの中のハイパーブック名"sample.hms"を選択する。セットアップしたディレクトリ中にサンプルデータ“sample.hms”が存在しない場合には、パス名を変更する。
  3. [OK]ボタンをクリックすると、[ファイル選択]ダイアログボックスが閉じ、“家庭用電気製品販売店”のハイパーブックの目次とトップページが表示される。 このとき、左側に表示されているのが目次で、右側に表示されているのがページである。このとき、メインウィンドウには、目次アイテムの「支店別情報」とトップページが表示される。もし、表示が異なる場合には、見出しの「支店別」タブをクリックする。
  4. 目次アイテムの「東京地区」をダブルクリックすると、目次アイテム「東京地区」の下の階層のサブアイテム「支店別在庫状況」、「渋谷店」、「新宿店」が表示される。 Help Desk Builder/BTでは、ハイパーブックの目次やページをクリックすることで内容を表示することができる。目次をたどって検索する方法については、レッスン2で説明する。
  5. メニューから[ファイル]−[Help Desk Builder/BTの終了]を選択すると、Help Desk Builder/BTを終了する。

レッスン2(目次ウィンドウ)

このレッスンでは、目次ウィンドウを使って検索する方法について説明する。

内容

たとえば、東京地区の渋谷店について調べたい場合には、以下のように操作する。目次「支店別情報」の下のアイテムの「東京地区」から、渋谷店に関する案内のページを検索する。

操作

  1. レッスン1の操作で、Help Desk Builder/BTを起動した後、sample.hmsを開く。
  2. 目次ウィンドウの「東京地区」アイテムをダブルクリックすると、目次アイテムの「東京地区」の下の階層の「支店別在庫状況」、「渋谷店」、「新宿店」が表示される。 目次は階層構造となっており、下の階層を持っている目次アイテムの左側には「+」(クローズアイコン)が表示される。アイテム部分をダブルクリックするか[リターン]キーを押すことにより下の階層を開くことができる。目次アイテムの下の階層がすべて表示されているときには、目次アイテムの左側は「−」(オープンアイコン)が表示される。
  3. 目次ウィンドウのアイコン「渋谷店」アイテムをクリックすると、ページウィンドウには、「渋谷店」ページが表示される。ページウィンドウからは、渋谷店の「住所」、「電話番号」、「取り扱い商品」、「在庫情報」、「売上」といったことを知ることができる。 ページにリンクされている目次アイテムをクリックすると、ページウィンドウにリンク先のページが表示される。
レッスン1では、ここでHelp Desk Builder/BTを終了したが、レッスン2以降は、Help Desk Builder/BTを終了せずに連続して操作して説明する。終了したい場合、レッスン1の操作の方法によって終了し、次のレッスンを始めるときに、[開く]を実行する。

レッスン3(目次からのページ検索方法)

このレッスンでは、目次から参照したいページを検索する方法について説明する。

内容

たとえば、「テレビを買い替えようと思うが、どのような機種が良いだろうか?」ということを検索したい場合、「製品別情報」の目次からカラーテレビの製品情報を検索する。

操作

  1. 目次小見出しの[製品別]タブを選択する。
  2. 「テレビ」の目次アイテムをダブルクリックすると、下の階層に「テレビに関する情報」、「支店別在庫状況」、「カラーテレビ」等のサブアイテムが表示される。
  3. 「カラーテレビ」の目次アイテムをダブルクリックすると、下の階層に「16型以下」、「17〜21型」、「22〜29型テレビ」等のサブアイテムが表示される。
  4. 「17〜21型」の目次アイテムをダブルクリックすると、下の階層に「21型カラーテレビ」の目次アイテムが表示される。
  5. 「21型カラーテレビ」の目次アイテムをクリックすると、「21型カラーテレビ」を説明しているページが表示される。

レッスン4(ホットスポット)

このレッスンでは、ページ中のホットスポットの操作について説明する。

内容

たとえば、「21型カラーテレビを販売店へ直接購入しに行きたい。」ということを検索したい場合、「21型カラーテレビ」のページ中から、ページ中の下線が引かれた文字列の「渋谷店」をクリックすると取扱店の「渋谷店」のページを表示することができる。

操作

  1. レッスン3の手順にしたがい、「21型カラーテレビ」のページを表示する。
  2. 「21型カラーテレビ」のページ中のホットスポット である取り扱い店「渋谷店」をクリックすると、「渋谷店」の詳しい案内ページが参照できる。 ホットスポットをクリックすると、あらかじめホットスポットリンクが張ってあるページを表示することができる。

レッスン5(外部データベースの検索)

このレッスンでは、外部データベースを検索する方法について説明する。

内容

在庫データベースを検索し、「21型カラーテレビ」の在庫状況を調べてみる。在庫状況は、表示した時点の在庫数である。

操作

  1. レッスン4の手順にしたがい、「渋谷店」のページを表示する。
  2. 在庫情報「渋谷店在庫情報」ホットスポットをクリックすると、「渋谷店の在庫状況」のクエリーページが表示される。「21型カラーテレビ」の在庫を調べることができる。
Microsoft Accessで作成したデータベースをクエリーを使って検索することができる。検索内容は、あらかじめHelp Desk Builder/ATでクエリーを作成しておく。この機能を使うとページを開いた時点でデータベースを選択するのでリアルタイムなデータを表示できる。 Microsoft Accessで作成したデータベースファイルが、BドライブのHBというディレクトリにないと次の確認メッセージが出力される。「クエリー用の外部データベースファイルのパスが間違っているためクエリーが実行できません。ファイルパスを指定しますか?」このメッセージボックスで[はい]を選択した場合には、[MDBファイル選択]ダイアログボックスでデータベースファイル名を指定する。

レッスン6(複数の目次からの絞り込み)

このレッスンでは、複数の目次からの絞り込み方法について説明する。

内容

たとえば、「BSテレビの購入を考えている。予算は、だいたい10〜15万円位を考えているが、どのような製品があるか?」を調べたい場合、複数の目次からの絞り込み検索機能で検索する。

操作

  1. メニューから[検索]-[統合検索]を選択すると、[統合検索]ダイアログボックスが表示される。
  2. 目次のアイテムで絞り込む。 [目次のアイテムで絞り込む]のボックスをチェックすると、目次のアイテムの設定フィールドが設定可能になる。
  3. 製品別情報の目次の[テレビ]-[BS内蔵テレビ]をドラッグして、「目次のアイテムで絞り込む:」領域にドロップすると、設定フィールドに「製品別情報◆BS内蔵テレビ」が表示される。
  4. さらに、価格別分類の目次の[テレビ価格別]-[10〜15万円]をドラッグして「目次のアイテムで絞り込む:」領域にドロップすると、設定フィールドに「価格別分類◆10〜15万円」が追加表示される。
  5. 「候補ページ一覧:」に表示された「25型BS内蔵テレビ」のページ名をクリックすると、「25型BS内蔵テレビ」のページ内容が表示される。
  6. [統合検索]ダイアログボックスを終了するには、[閉じる]ボタンをクリックする。

レッスン7(複合条件の検索)

このレッスンでは、統合検索機能を使って複合条件で検索する方法について説明する。

内容

たとえば、「“BS(衛星放送機能)”がついて“ハイビジョン”のテレビを考えているが、どのような製品があるか?」ということを検索したい場合、統合検索機能で検索する。

操作

  1. メニューから[検索]-[統合検索]を選択すると、[統合検索]ダイアログボックスが表示される。
  2. ユーザ定義ページタイプ: [ユーザ定義ページタイプ]をチェックすると、[ユーザ定義ページタイプ]リストボックスがアクティブとなる。
  3. 矢印ボタンをプルダウンすると、[ユーザ定義ページタイプ]リストボックスが表示される。
  4. “テレビ”を選択すると、ページ候補ウィンドウにユーザ定義ページタイプが“テレビ”のページ名が表示される。
  5. キーワードで絞り込む: [キーワードで絞り込む]のボックスをチェックすると、[キーワード設定]右端ボタンがアクティブとなる。
  6. [キーワード設定]の右端ボタンをクリックすると、[キーワード設定]ダイアログボックスが表示される。
  7. [キーワード一覧]のリストボックスから文字列“BS”をドラッグして[検索条件]領域上にドロップすると、検索条件として設定される。
  8. [OK]ボタンを選択すると、[キーワード設定]ダイアログボックスが閉じられ[キーワード設定]フィールドにキーワードの検索条件として表示される。「BS機能のついたテレビ」の条件をみたすページが候補ページに表示される。
  9. フリーワードで絞り込む:ページの「名前」あるいは「名前と内容」を全文検索する。フリーワードのボックスをチェックすると、[フリーワード設定]右端ボタンと検索対象のオプションボタンがアクティブとなる。
  10. オプションボタン「名前と内容」を選択する。
  11. [フリーワード設定]右端ボタンを選択すると、[フリーワード設定]ダイアログボックスが表示される。
  12. フリーワード入力フィールドに“ハイビジョン”を入力する。
  13. [OK]ボタンを選択すると、[フリーワード設定]ダイアログボックスが閉じる。ユーザ定義ページタイプが「テレビ」であり「キーワード」に「BS」を持ち、「ハイビジョン」という文字列を含むページが候補ページ一覧に表示される。
  14. 候補ページ一覧の「39型ハイビジョンBS内蔵テレビ」のページが表示される。

レッスン8(アイテム位置検索)

このレッスンでは、表示しているページに対し、目次リンクを張っている目次アイテムを検索する方法について説明する。

内容

たとえば、「“39型ハイビジョンBS内蔵テレビ”についてさらに関連する製品情報はないか?」ということを情報検索したい場合、アイテム位置検索機能で検索する。

操作

  1. レッスン7の手順にしたがい、「39型ハイビジョンBS内蔵テレビ」のページを表示する。「39型BSハイビジョン内蔵テレビ」ページに目次リンクを張っているアイテムの一覧が表示される。
  2. メニューから[検索]-[アイテム位置検索]を選択すると、[アイテム位置検索]ダイアログボックス(ダイアログボックスの中には、[現在表示中のページ名]、[対応するアイテムの一覧:])が表示される。
  3. ダイアログボックス中の[対応するアイテムの一覧:]の項目「価格別情報」をクリックすると、目次ウィンドウの目次アイテムの「価格別情報」が、アイテムの背景色が緑色で、反転した状態で表示される。 アイテム名には、リンクを張っているアイテムの名前しか表示されないが、ダイアログボックス中のアイテム上にマウスカーソルを置くと、アイテムのフルパスが表示される。

レッスン9(ページ早引き検索)

このレッスンでは、直接文字列を指定して、ページを検索方法について説明する。

内容

たとえば、「“ワイド”画面対応のテレビについて、どんな製品があるか?」を検索したい場合、ページ早引き検索機能で検索する。

操作

  1. メニューから[検索]-[ページ早引き]を選択すると、[ページ早引き検索]ダイアログボックスが表示される。
  2. [検索する文字列]フィールドに“ワイド”と入力すると、[検索]ボタンがアクティブになる。 検索対象は、[対象:]オプションボタンの[名前と内容]を指定する。
  3. [検索]ボタンをクリックすると、最初に文字列の一致したページの内容が表示される。[検索]ボタンは淡色表示になり、[次ページ]と[前ページ]ボタンがアクティブになる。
  4. [次ページ]ボタンを押すたびに、文字列の一致したページの内容が表示される。
  5. [前ページ]ボタンをクリックすると、逆方向に、文字列の一致するページが表示される。
  6. ページ早引き検索を終了するには、[閉じる]ボタンをクリックする。

レッスン10(目次早引き検索)

このレッスンでは、直接文字列を指定して、目次アイテムを検索する方法について説明する。          

内容

たとえば、「BS内蔵のテレビやビデオについて、どんな製品があるか?」を検索する場合、目次早引き検索機能で検索する。

操作

  1. メニューから[検索]-[目次早引き]を選択すると、[目次早引き検索]ダイアログボックスが表示される。
  2. [検索する文字列]フィールドに“BS内蔵”と入力すると、[検索]ボタンがアクティブになる。 検索対象は、[対象:]オプションボタンの[名前と内容]を指定する。
  3. [検索]ボタンをクリックすると、最初に文字列の一致した目次アイテムが表示される。[検索]ボタンは、淡色表示になり、[次アイテム]と[前アイテム]ボタンがアクティブになる。
  4. [次アイテム]ボタンを押すたびに、文字列の一致した目次アイテムを表示する。
  5. [前アイテム]ボタンをクリックすると、逆方向に、文字列の一致する目次アイテムが表示される。
目次早引き検索を終了するには、[閉じる]ボタンをクリックする。
 (3) Help Desk Builder/AT
 ハイテク製品の増加、高技術化、複雑化、多種多様な製品に対する問い合わせの増加に伴い、マニュアルやカタログ、ノウハウ集、Q&A事例集、顧客名簿などさまざまな種類の文書を電子化して、それを検索・閲覧し、ノウハウを共有する必要がある。 Help Desk Builder/AT(Authoring Tool)は、このような問い合わせに対応するさまざまな文書や情報を整理、共有するために、ハイパーブック(コンテンツの格納されるファイルのこと)を作成し、迅速な検索ができるように、目次付けを行うためのツールである。 Help Desk Builder/ATで作成したハイパーブックをHelp Desk Builder/BTで利用することにより、コンテンツの検索が可能になる。

Help Desk Builder/ATは、ハイパーブックを容易に構築する機能を持つツールで、以下のような特徴がある。

Help Desk Builder/ATの提供する機能は、以下のとおりである。

Help Desk Builder/ATにおいて、外来雑草図鑑のようなコンテンツを作成するときの、一般的作成手順について説明する。ハイパーブックは、一般に以下の流れで作成する。

  1. ページを作成する。
  2. 各ページのキーワードを設定する。
  3. 目次を作成する。
  4. 各目次と対応するページに目次リンク8を張る。
  5. ページ間のホットスポットリンク9を張る。
  6. ハイパーブックを試験的に使用してみて、修正を加える。(実際には手順の1〜6は前後することがある。)

上記の流れを詳細に説明していく。

まず最初に、さまざまな文書や情報などの素材データを種々の観点から分類する。次に、分類された情報ごとにページを作成する。同時にページタイプを設定する。また、情報を割り当てるだけでなく、他のページに導くようなページ(以降、「誘導用ページ」と呼ぶ)や、表紙としてのページを必要に応じて作成する。情報を記述したページ1ページには、素材の中の情報の一単位を割り当てる。外来雑草の場合なら、1つの品種を1ページに割り当てる。駆除事例の場合は、事例1つを1ページに割り当てる。また、情報量としては、1ページに多くの情報をつめ込みすぎず、1画面で収まる程度が適当である。1つの情報が大きくなる場合は、ページを分けて、ホットスポットリンクでつなぐ。

誘導用ページは、情報を表現するものではなく、利用者をページからページへ上手に導くためのページである。目次のアイテムではページの説明や情報を多く記述せず、その代わりに誘導用ページに詳細を記述する。目的のページにたどり着くための入り口をページ内に移動させたと考える。そして誘導用ページと目的のページをホットスポットリンクで結ぶ。仮に目的のページが、内容的には複数の目次から参照される可能性があるとする。目次によってその目的ページの内容を変更しなければならない場合がある。そのような場合、直接、目的のページと目次に目次リンクを張らずに中間に誘導用ページを挿入し、誘導用ページの方と目次間に目次リンクを張るとよい。そして誘導用ページと目的のページ間はホットスポットリンクを張る。すると目的のページの内容はそのままで、複数の目次から最終的に参照することができるようになる。また、誘導用ページを作成し挿入することで検索の流れがスムーズになる。

表紙のページは、最初に表示されるページで、情報を表すものではなく、ハイパーブックの大きなタイトルを示すものである。これは、他のページとは別に作成しておく。このページは最初に表示されるので、一番よく検索されるページとこのページにホットスポットリンクを設定しておくと、決まって検索されるページをすぐに表示することができる。

ページには、検索するためのキーワードを複数設定することができる。有効なキーワードを設定するためには、以下のような方法がある。

複数の素材や多大な情報量を扱うため、目次は複数の視点から設定する。様々な検索の切り口を設けることで、欲しい情報を検索することが容易になる。ここでは、まずHelp Desk Builder/BTの検索機能の活用例を示し、それを基にHelp Desk Builder/ATにおいて 効果的なハイパーブックを作成する際の留意点と目次設定方法を説明する。目次の設定によって、「目次のアイテムで絞り込む」という統合検索機能を効果的に利用できるかが決まる。ここでは具体的な目次の設定例を紹介し、Help Desk Builder/BTの統合検索機能を活用できる目次の作り方を説明する。

(例) 「同一の目次内の検索」 
統合検索の「目次のアイテムで絞り込む」という機能は、同じ目次内でも適応できる。例として添付のサンプルハイパーブックである「電気製品」の目次を考える。 上記の目次では、アイテムとして、「ビデオ」、「テレビ」があり、両アイテムとも、共通のページに目次リンクが張られたサブアイテム「ビデオ一体型テレビ」を持つように目次が設定されている。この場合、検索の流れは、以下のようになる。統合検索「目次のアイテムで絞り込む」を同じ目次内に適用する操作を以下に示す。

  1. アイテム組み合わせモードを“AND”に設定 
  2. アイテム「ビデオ」をドラッグ&ドロップして選択
  3. アイテム「テレビ」をドラッグ&ドロップして選択
目次内“AND”に設定した統合検索では、両アイテムの下で目次リンクで結ばれたページ群のうち、共通のページのみ検出される。この場合は、「ビデオ一体型テレビ」のページが検索される。

(例) 「排他的な目次」(異なる目次間の統合検索)
アイテム組み合わせモード“OR”に設定した統合検索機能を効果的に利用した例を示す。例として「製品情報」の目次と「支店」の目次の2つで 統合検索する場合を考える。「支店」の目次では、共通のページを目次リンク先とするようなアイテムは存在しないように設定する(排他的な目次)。たとえば、「支店」−「渋谷店」−「在庫状況」の下のサブアイテムと「新宿店」−「在庫状況」の下のサブアイテムに共通のページが結ばれないようにすることである。

検索の流れは、以下のようになる。支店が「渋谷店」または「新宿店」のとき、「ビデオ」と「テレビ」の在庫情報を取り出したい場合、以下の流れで検索する。

  1. 「製品情報」−「支店別在庫状況」をドラッグ&ドロップする。
  2. 「支店」の目次内を“OR”に設定する。
  3. 「支店」−「渋谷店」と「新宿店」をドラッグ&ドロップする。この場合、渋谷店、または新宿店のテレビの在庫に関する情報のページが検索される。

(例) 「事例のみの目次」(1つの素材のみ分類する目次)
複数の素材にまたがる目次ではなく、1つの素材のみを対象とする目次が効果的な場合がある。ここでは事例のみの目次を設定し、その効果的な使い方を紹介する。例として、事例のみの目次「問い合わせ」と「製品別情報」の目次を考える。「製品別情報」の目次内に「問い合わせ」のアイテムを設定し、事例のページを結ぶ。また「問い合わせ」では事例のみを分類し、アイテムを設定して事例のみと目次リンクを張る。

検索の流れは、以下のようになる。

  1. 「製品別情報」−「ワイドテレビ」をドラッグ&ドロップする。
  2. 「問い合わせ」−「問い合わせ」をドラッグ&ドロップする。
    この場合、ワイドテレビの問い合わせのみが検出される。つまり、「問い合わせ」の目次を設定することで、「製品別情報」の中から問い合わせの情報のみを取り出すことができる。このような1つの素材のみを対象とする目次は、素材が事例の場合だけでなく、最新の製品情報の場合にも適している。最新情報を1つの目次にする場合は、ページをスタックのように入れていくようにする。つまり古い情報から棄てていき、常に新しい情報を目次の対象とする。

上記のような効果的な情報検索を可能とするハイパーブックを作成する際の留意点を以下にまとめる。

  1. 複数の目次を設定する。ハイパーブック利用者の視点に立って、複数の観点から目次を設定する。
  2. 複数の素材にまたがる目次を設定する。素材についている目次だけでなく、新たに複数の素材にまたがる目次を設定する。各情報の素材の枠を越え、コンテンツ全体をひとかたまりとして扱う。
  3. 各目次は、なるべく違った観点で設定する。ただし、ある目次が対象としている情報と他の目次の対象とする情報に交わりがあるように設定する。
  4. 各目次は全ての情報を網羅する必要はない。1つの素材だけを対象とする目次があっても構わない。
 (4) 用語解説

(島津 秀雄/清水 矩宏/黒川 俊二)

目次へ戻る   外来雑草図鑑へ戻る