メロン 褐斑細菌病

病原:Xanthomonas campestris pv. cucurbitae (Bryan 1926) Dye 1978
病徴:葉では黄色い暈を持った褐色の小斑点から,拡大褐変して葉脈に沿って網目状に広がる。葉縁からも病斑が広がる。茎では褐色の小斑点から病斑が拡大する。
伝染:カボチャ台木「新土佐2号」の接木株で発病したので注意。 本病菌に汚染した種子から種子伝染により台木が感染し,さらにコサックメロンに第2次感染したものと考えられる。本病菌はコサックメロン,プリンスメロン,スイカ,カボチャ,ヒョウタン,シロウリ,キュウリなどに病原性を示す。
防除:種子消毒を行う。排水を良好にし,高うね栽培,密植,過繁茂をさけ,敷わらを十分に行う。薬剤は,銅水和剤,有機銅水和剤(キノンドー)(未登録)の予防散布が有効。

参考: メロン 褐斑細菌病 - 日本植物病名データベース