メロン 毛根病 (Hairy root)

病原:Agrobacterium rhizogenes (Riker et al. 1930) Conn 1942

病徴:根および茎に発生する。 根では大小のがんしゅが形成され,そこから多数の不定根が発生する。
この根は毛状となり,多数発生すると地表面が白くみえる。
茎では主に接ぎ木部に発生し,その表面には短い不定根が密生する。
果実では肥大の抑制,ネットの形成不良,果面の緑化などを生ずることがある。

伝染:病原菌は被害株および土壌中で生存し,土壌伝染する。

参考: メロン 毛根病 - 日本植物病名データベース
Agrobacterium rhizogenes biovar 1によるメロン毛根病 日植病報.53(4):454-459 (1987)

毛根病(株):細根が多く生じ,地上にも見られる。

毛根病(根):茎の地際が褐変し腐敗する。

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