ナス すす斑病 (Cercospora leaf spot)
病徴：葉が侵される。 下葉から発生し次第に上葉へ進展する。 はじめ葉の表面に直径２〜３ｍｍ，黄色の円形小斑点を生じ，後に拡大して径５〜１０ｍｍの周縁不明瞭な黄色〜黄褐色の円形病斑となる。
葉の裏面には灰褐色のすす状のかびを密生する。進行した病斑の周縁部は黄色，内部は淡褐色〜褐色に変わる。多発すると１葉当たり１０個以上の病斑をつくり，被害葉は黄褐色に変わり落葉しやすい。伝染：病原菌は罹病葉で越年する。高温多湿条件で発病し，２４〜２８度が病勢進展は著しい。ハウスの換気，潅水などに注意する。
防除：ハウス内の換気，潅水に注意し，高温多湿を避ける。被害葉の摘除，落葉の処分など伝染源を除去する。薬剤はベンレート水和剤，トップジンＭ水和剤，マンネブ水和剤，ダコニール水和剤（すべて未登録）などが有効との試験例がある。
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