カボチャ うどんこ病

病原:Sphaerotheca fuliginea (Schlechtendahl : Fries) Pollacci
病徴:葉,葉柄,茎に発生する。白色で粉状の分生胞子をつくる。
伝染:本病菌は生葉上で菌糸または分生胞子の形で生存し,伝染源となる。生葉のない冬季には子のう殻で生存すると考えられている。本病は多湿条件および高温乾燥条件で多発する。これは寄主作物の老化と,空気の停滞が多発につながると考えられる。
防除:本病は通風不良時に発生しやすいので密植を避ける。 暖房効果の高いハウス栽培では,冬季から発生が認められるので注意を要する。また,加温ハウスでは,加温機の周辺の葉の裏側から発生するので,早期発見につとめ,初発時にモレスタン水和剤を裏面に十分薬液が付着するように散布する。

参考: 日本植物病名データベース

うどんこ病(葉):葉に白色粉状の菌糸及び胞子(分生子)を生じる。