病原ウイルス 性状詳細

ダイズわい化病 Soybean dwarf
病原ウイルス : Soybean dwarf virus
ダイズわい化ウイルス(Soybean dwarf virus,SoyDV)はLuteovirusグループに属する。
オーストラリアとニュージーランドに発生するsubterranean clover red leaf virusはSoyDVの1系統と考えられている。
ウイルス粒子は径約25nmの球状で,植物の篩部細胞に局在する。
宿主範囲はマメ科植物に限られる。耐熱性は45〜50℃10分,耐保存性は15℃で20日以上,耐希釈性は1/2である。SoyDVはわい化系統と黄化系統があり,血清学的には差がない。中和法で数種Luteovirusと類縁関係があるが,他の方法では類縁関係がない。
分類: ルテオウイルス Luteovirus
核酸種類: RNA
核酸鎖性: 1本鎖
核酸文節数: 1
蛋白種類数: 1
粒子形態: 球状
媒介者: アブラムシ
伝搬様式: 永続伝搬−循環型
汁液伝染: なし
種子伝染: なし
土壌伝染: なし


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