生理障害詳細情報

作物名  オクラ  一般名称  銅欠乏症  学術名称  銅欠乏症

症状
 新葉が奇形化し、葉の裏面の葉脈が部分的に黒色化する、あるいは上位葉〜新葉がモザイクに黄化する場合とがある。

発生条件
 砂地土壌を除く一般的な土壌の場合には、必要量の亜鉛が含まれているため、作物に鉄欠乏症が発生することはほとんどない。しかし、pHの高い土壌では、銅が難溶化し、銅の欠乏症が発生する。

対策
 土壌中の銅が不足している場合には、硫酸銅を施用する。ただし、過剰施用にならないよう注意する。
 土壌pHが高い場合には、石灰質肥料等アルカリ資材の施用を停止し、イオウ華や酸性肥料(硫安、硫加里等)の施用等により、pHの矯正に努める。
 応急的には、硫酸銅の0.2〜0.4%溶液(薬害防止のため同量の生石灰を混合)を葉面散布する。

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