病原糸状菌 性状詳細

オオムギいもち病 Blast
病原糸状菌 : Pyricularia oryzae Cavara
分生子柄は直立,淡褐色線状で,単生あるいは叢生し,先端の分生子形成部位で仮軸状の折曲がりを生じ,大きさは60〜160X4〜6マイクロメートル。
分生子は単生,無色〜淡色,洋梨形で普通2個の隔壁を有し,基部の突出が顕著,大きさは14〜40X6〜13マイクロメートルである。
菌叢は灰白色〜黒褐色。8〜37度で生育するが,適温は,26〜28度である。イネのほかにオオムギ,コムギ等のイネ科作物や雑草にも寄生する。本菌にはイネに病原性の異なるレース(系統)が存在する。
分類: 不完全菌 anamorph
形成: 胞子はあるが子のうや担子器はない
: 無色透明又は淡色
形態: 球,楕円,紡錘,繭,卵,洋梨,俵,短円筒
室数: 3細胞以上
様式: 全出芽シンポジオ型(hb-sy)
器官: 菌糸状(hyphal)
構造: 有隔壁菌糸

この病原による他の病害
イネいもち病 コムギいもち病


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