トマト葉かび病 Leaf mold |
病原糸状菌 : Fulvia fulvo Cooke |
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分生子柄は直立,淡褐色〜緑褐色線状で,叢生し,ときに分枝,隔壁部片側に特徴のある膨大部を生じ,大きさは100〜200X2〜6マイクロメートル,先端から出芽型に分生子を形成する。 分生子は分岐のある鎖生,円筒形〜楕円形,はじめ無色単胞であるが,のち褐色で隔壁を生じ,大きさは14〜38X5〜9マイクロメートルである。 子座も存在する。菌叢は淡褐色〜灰紫色。生育適温は23度前後,最低は5度,最高は30度である。菌の系統分化があり,トマトに対してレース0,1および2が知られている。 |
分類 | : 不完全菌 anamorph |
形成 | : 胞子はあるが子のうや担子器はない |
色 | : 有色又は暗色 |
形態 | : 球,楕円,紡錘,繭,卵,洋梨,俵,短円筒 |
室数 | : 2細胞 |
様式 | : 全出芽連鎖型(hb-cat) |
器官 | : 菌糸状(hyphal) |
構造 | : 有隔壁菌糸 |
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