病原ウイルス 性状詳細

メロンモザイク病 Melon mosaic
病原ウイルス : Papaya ringspot virus
パパイア輪点ウイルス(Papaya ringspot virus,PRSV)はPotyvirusグループに属し,アメリカ,ヨーロッパ,インドなど,広く発生が認められている。
パパイア輪点ウイルス−スイカ系(PRSV-W)は従来カボチャモザイクウイルス(WMV)と呼称されていたウイルスを1965年WMV1とWMV2に区別し,
さらに1984年WMV1はPRSVと血清学的にきわめて類似しているが,パパイヤに病原性を示さないことからPRSV-W(スイカ系)とすることが提案されている。
PRSV-Wの宿主範囲はほぼウリ科植物に限られているが,パパイヤに輪点や奇形葉を生じるPRSV-PはC. amaranticolorとC. quinoaの接種葉に局部病斑を示すなど寄生性でかなりの差異がある。
分類: ポティウイルス Potyvirus
核酸種類: RNA
核酸鎖性: 1本鎖
核酸文節数: 1
蛋白種類数: 1
粒子形態: ひも状
媒介者: アブラムシ
伝搬様式: 非永続伝搬
汁液伝染: あり
種子伝染: なし
土壌伝染: なし

判別植物接種葉上位葉
スイカ-M
メロン-M
ソラマメ--
ササゲ--
キュウリ-M
インゲンマメ--
N. glutinosa--
C. amaranticolor--

この病原による他の病害
スイカモザイク病 カボチャモザイク病


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