メロン モザイク病

病原：Cucumber green mottle mosaic virus
病原：Cucumber mosaic virus
病原：Watermelon mosaic virus 2
病原：Papaya ringspot virus
病原：Squash mosaic virus
病原：Tomato ringspot virus
病徴：キュウリモザイクウイルス（ＣＭＶ）によるものでは葉が縮み黄色いモザイク症状を示し，わい化する。 葉脈に沿ってえそを生じ茎にも褐色の条斑が現れる事もある。果実にも緑色濃淡のモザイクが現れる。 カボチャモザイクウイルス（ＷＭＶ２）およびパパイア輪点ウイルス（ＰＲＳＶ）によるものでは葉，茎，果実に緑色濃淡のモザイク症状を示す。
伝染：ＣＧＭＭＶ：接触伝染，土壌伝染，種子伝染をする。アブラムシによる伝染はしない。本 ウイルスにはスイカ系，キュウリ系および余戸系があるが，キュウリには普通キュウリ系が発生する。 ＣＭＶ：モモアカアブラムシ，ワタアブラムシなどのアブラムシ類で伝染する。ＣＭＶは宿主範囲が非常に広く，多くの野菜，花，雑草が伝染源になる。ラゲナリア系は管理作業により接触伝染もする。種子伝染はしない。 ＳＭＶ：種子伝染する。ウリハヤシやオオニジュウヤテントウなどの甲虫類により伝搬される。接触伝染も容易である。 ＴｏＲＳＶ：土壌線虫により伝搬され，種子伝染もする。接触伝染も容易である。 ＰＲＳＶおよびＷＭＶ２：アブラムシで非永続的伝搬される。
防除：周辺の伝染源植物の除去，シルバーポリフィルムの利用や寒冷紗被覆によるアブラムシの飛来防止は有効。また，薬剤によるアブラムシの防除を行う。

参考： メロン モザイク病 - 日本植物病名データベース

モザイク病（ＣＧＭＭＶ，果実）：果実に「えそ」を生じ，ネットの張りは悪い。