| メロンモザイク病 Melon mosaic |
| 病原ウイルス ： Tomato ringspot virus |
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| トマト輪点ウイルス（Tomato ringspot virus，ToRSV）はNepovirusグループに属し，世界に広く発生が認められている。 わが国ではスイセンとメロンでの発生しか確認されていないが，宿主植物はきわめて広く，ダイズ，トマト，タバコ，モモ，ブドウ，キイチゴなど多数の作物での発生が報告されている。 草本植物での汁液接種は容易であるが，主要な伝染は土壌線虫（Xiphinema americanum，X. rivesi）と汚染種子により行なわれる。 種子伝染はストロベリー，ラズベリー，ペラルゴニウム，タンポポ，タバコ，ソラマメなどで報告されており，わが国ではダイズで100％の種子伝染が確認されている。Nepovirusグループのウイルスは宿主範囲が広く，判別植物による同定は困難であり，抗血清の利用が有効である。 |
| 分類 | ： ネポウイルス Nepovirus |
| 核酸種類 | ： RNA |
| 核酸鎖性 | ： 1本鎖 |
| 核酸文節数 | ： 2 |
| 蛋白種類数 | ： 1 |
| 粒子形態 | ： 球状 |
| 媒介者 | ： 線虫 |
| 伝搬様式 | ： 永続伝搬−循環型 |
| 汁液伝染 | ： あり |
| 種子伝染 | ： あり |
| 土壌伝染 | ： あり |
| 判別植物 | 接種葉 | 上位葉 |
|---|---|---|
| ペチュニア | L | M |
| メロン | -,L | M,R |
| ソラマメ | - | - |
| ササゲ | L | M |
| キュウリ | -,L | M |
| N. glutinosa | -,L | -,M |
| C. amaranticolor | L | -,M |
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