病原ウイルス 性状詳細

イチゴウイルス病 Strawberry virus disease
病原ウイルス : Strawberry pseudo mild yellow edge virus
イチゴシュードマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry pseudo mild yellow edge virus,SPMYEV)はCarlavirusグループに属し,カーネーション潜在ウイルスと弱い血清関連がある。
アメリカと日本で発生が報告されている。
わが国では大阪府,奈良県,鳥取県で小発生が確認された。
イチゴケナガアブラムシ,ワタアブラムシなどで半永続的に伝搬される。
判別植物(F. vesca)での病徴はSMYEVとよく類似しており,病徴による両ウイルスの識別は困難であるが,アブラムシの伝搬様式を調べることで区別できる。宿主はFragaria属植物に限られ,汁液接種は困難である。植物体内での濃度は比較的高く,粒子の精製が可能である。
分類: カルラウイルス Carlavirus
核酸種類: RNA
核酸鎖性: 1本鎖
核酸文節数: 1
蛋白種類数: 1
粒子形態: ひも状
媒介者: アブラムシ
伝搬様式: 非永続伝搬
汁液伝染: なし
種子伝染: 不明
土壌伝染: なし


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