イチゴウイルス病 Strawberry virus disease |
病原ウイルス : Strawberry vein banding virus |
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イチゴベインバンデイングウイルス(Strawberry vein banding virus,SVBV)はCaulimovirusグループに属し,世界各国のイチゴの栽培地で発生している。 わが国の圃場でも小発生している。 ウイルス粒子は径50nmの球形で,感染植物内ではviroplasm様構造物の内部や周辺に存在する。 ゲノムは環状2本鎖DNAで,サイズは7.8kbである。 イチゴケナガアブラムシなど数種のアブラムシで半永続的に伝搬され,イチゴケナガアブラムシによるウイルスの最短獲得吸汁は1時間,最短接種吸汁は30分間で,虫体内保有時間は12時間以上である。宿主範囲はFragaria属植物に限られ,汁液接種は困難であ |
分類 | : カウリモウイルス Caulimovirus |
核酸種類 | : DNA |
核酸鎖性 | : 2本鎖 |
核酸文節数 | : 1 |
蛋白種類数 | : 1 |
粒子形態 | : 球状 |
媒介者 | : アブラムシ |
伝搬様式 | : 半永続伝搬−循環型 |
汁液伝染 | : なし |
種子伝染 | : 不明 |
土壌伝染 | : なし |
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