輸入レタスに発生した褐色斑点

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輸入レタスに発生した褐色斑点

＜質問＞
輸入野菜の損害調査を行っている会社ですが
輸入レタスに茶色の細かな斑点が出ているものが多数認められました。
　原因がよく判らないのですが問い合わせ先をご教示願えませんか？

　　（添付ファイル）　　画像１　　画像２　　画像３

＜回答＞
　野菜についてのご相談は、野菜茶業研究所の研究技術情報官で受け付けております。
お問い合わせ先等はこちらをご覧ください。
http://vegetea.naro.affrc.go.jp/kicho/johokan/index.html （※サイト閉鎖）

　なお、あくまで私の個人的な見解ですが、貯蔵中のレタスに生じる褐色斑点は
エチレン障害と思われます。レタス自体はエチレンをほとんど出さないので
エチレンを多く出す果物などと一緒に輸送された可能性があります。

メールの添付ファイルより（画像１）

＜追記＞
　ご専門の方からのご質問で原因不明とのことでしたので回答には書きませんでしたが、
輸入レタスでの褐色斑点というと、普通は臭化メチルでの薫蒸処理が考えられます。

日本では、海外から輸入された農産物に防疫対象となっている害虫が発見された場合、
搬出前に青酸ガスあるいは臭化メチルで薫蒸処理が行われます。
特に、レタスに臭化メチルが処理されると、エチレン障害に類似した褐色斑点が生じて
品質が低下することはよく知られています。詳しくは以下の資料をご覧ください。

以上のようなレタスの生理障害について情報をお持ちの方がおられましたら、
サイト管理人・菅原(sugak@naro.affrc.go.jp)までご連絡いただければ幸いです。