病原糸状菌 性状詳細

キュウリ炭そ病 Anthracnose
病原糸状菌 : Colletotrichum lagenarium (Passerini) Ellis et Halsted
分生子層は宿主表皮を破って盤状に開口し,上面に通常未分岐の分生子柄を柵状に並列して,フィアライド先端に分生子を形成する。
剛毛は線状で先細り,黒色,複数の隔壁を有し,分生子柄の間から直立する。
分生子は無色,単胞,楕円形〜紡錘形で,大きさは14〜20X5〜6マイクロメートルである。
分生子は発芽すると,通常1個の黒褐色,楕円形の付着器を形成する。菌叢は灰白色〜暗褐色。生育適温は23度,最低6度,最高32度である。スイカ,メロンなど各種のウリ科植物を侵し,類似の病微を示す。
分類: 不完全菌 anamorph
形成: 胞子はあるが子のうや担子器はない
: 無色透明又は淡色
形態: 球,楕円,紡錘,繭,卵,洋梨,俵,短円筒
室数: 単細胞
様式: 内出芽フィアロ型(eb-ph)
器官: 分生子層状(acervular)
構造: 有隔壁菌糸

この病原による他の病害
マクワウリ炭そ病 シロウリ炭そ病 スイカ炭そ病


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