農薬の適正使用を支援するシステム「農薬ナビ」
農薬適正使用ナビゲーションシステム実用化協議会(農薬ナビ協議会)

「農薬ナビ判定サーバシステム」は、2010年6月末をもって公開を終了しました。

農研機構 中央農業総合研究センター を中心とした産学官連携の研究グループにおいて、
2004〜2006年度に農薬適正使用ナビゲーションシステム(通称:農薬ナビ)の開発を行いました。

2008〜2010年度には、「GAP導入促進のための経営支援ナビゲーションシステムの開発
平成20年度新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 採択課題)を実施しました。

以上のプロジェクトを通して開発された情報システムは、
NPO法人 農業ナビゲーション研究所 によって実運用されています。
詳しくは、農業ナビゲーション研究所のウェブサイトをご参照ください。

プレスリリース: 農薬適正使用判定サーバシステムの開発2004年9月16日
判定サーバシステムの新バージョンを公開2005年2月4日


平成16年度先端技術を活用した農林水産研究高度化事業 採択課題
農薬適正使用ナビゲーションシステム(農薬ナビ)の開発

研究期間  2004〜2006年度(3年間)
研究総括者 南石晃明(現:九州大学大学院農学研究院・教授)

研究目的
 農薬取締法の改正を契機に、農産物の生産段階において農薬の適正な使用を支援するシステムの確立が求められている。このため、農薬容器にバーコード・無線ICタグを添付し農薬使用の自動認識を行うことで、不注意による誤使用防止や農薬使用履歴の自動記録を可能にするとともに、減農薬栽培支援にも応用可能な農薬適正使用ナビゲーションシステム(農薬ナビ)を開発する。

研究内容及び実施体制
(1)農薬適正使用判定支援システムの開発
((独)農業・食品産業技術総合研究機構、ソリマチ株式会社、長野県農業総合試験場)
農薬使用の妥当性を事前に判定する判定サーバシステム、適正な農薬使用計画や防除指針を簡易かつ正確に作成できる農薬使用計画・指針作成システムの開発を行う。

(2)農薬使用自動認識・現場警告システムの開発
((独)農業・食品産業技術総合研究機構、国立大学法人東京大学、(有)日本農業アイティー化協会、山形県農業総合研究センター)
バーコードや無線ICタグ活用して使用予定の農薬の適否判定・警告情報をリアルタイムに作業者に提示する現場警告システム、圃場における農薬使用状況を超省力かつ客観的に把握する農薬使用自動認識システムの開発を行う。

目標とする成果
 不注意による誤使用防止や農薬使用履歴の自動記録を可能にする農薬適正使用ナビゲーションシステムが開発される。これにより、農薬誤使用が事前に防止されると共に効果的な農薬使用や減農薬栽培が促進される効果が期待できる。また、農薬使用履歴の裏付けとなる客観的なデータ収集・蓄積を省力的・自動的に行うことが可能になる。

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Eメールに氏名と所属を明記の上、下記の農薬ナビ協議会事務局までご連絡ください。

(国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター 高度作業支援システム研究領域
システム担当:菅原幸治 (sugak@naro.affrc.go.jp)

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