病原糸状菌 性状詳細

ダイズ菌核病 Sclerotinia rot, stem rot
病原糸状菌 : Sclerotinia sclerotiorum (Libert) de Bary
菌核は黒色,ネズミのふん状,大きさは1.5〜5.0X0.5〜3.0ミリメートルである。
菌核は地面に落下して1〜10個前後の子のう盤を形成する。
子のう盤は黄褐色〜暗褐色,小椀状〜皿状,大きさは2〜8ミリメートルである。
子のう胞子は無色,単胞,楕円形,大きさは1.2X4マイクロメートルである。生育の適温は18〜20度,子のう盤形成の最低温度は10度以下,最高20〜25度である。本菌は多犯性で,キュウリ,スイカ,トマト,レタスなど37科,172種の植物に寄生する。
分類: 子のう菌 Ascomycotina
形成: 胞子は子のう内に形成
: 無色透明又は淡色
形態: 球,楕円,紡錘,繭,卵,洋梨,俵,短円筒
室数: 単細胞
様式: (不明)
器官: (不明)
構造: 有隔壁菌糸

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